ローマ早わかり

Gianicolo 6

ローマはイタリア共和国の首都

イタリアで最大人口を誇るコムーネ(市)で、首都としての面積の広さでヨーロッパの上位に入る。

歴史遺産、建築遺産

歴史遺産、建築遺産の多さで世界一の町。アウレリアヌス城壁(mura aureliane)の内側に区画される旧市街は、およそ3000年の歴史を刻む、西ヨーロッパの大いなる歴史と芸術、文化の生き証人。1980年にローマ歴史地区と教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂(San Paolo fuori le mura)がユネスコ世界遺産に登録。

ローマはカトリックの中心地。そして、内部にもうひとつの国家を持つ世界でたったひとつの町。ヴァチカン市国(Città del Vaticano)のエンクラーベ(飛び領土)の存在から、2つの国家の首都と呼ばれる。

世界の世界文化遺産の16%以上がローマにある(イタリアにある中の70%)

自然エリア

ローマには述べ52,000ヘクタールの農業地があり、ヨーロッパで最も緑豊かな町

郊外の農村地のほか、歴史ある公園や、緑地帯も数多い。自然保護区の延べ面積は40,000ヘクタールにおよぶ。

ローマはヨーロッパ最大の農業都市で、517k㎡の耕地は市の面積の40%を占める。

シンボル

双子のロムルスとレムスに乳を授けて育てた伝説を伝えるカピトリーノの雌狼(Lupa Capitolina)のブロンズ像はローマ市の紋章でもある。

世界で最大の古代ローマ円形闘技場コロッセオ(Colosseo)は2007年にヨーロッパで唯一の新・世界七不思議に選ばれた。

ローマの町全体を見下ろす、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro in Vaticano)のクーポラ屋根クポローネ(Cupolone)はカトリック世界を象徴している。

古代ローマのシンボルはアクイラ・インペリアーレ(Aquila imperiale)の鷲印の軍旗、中世には覇権の象徴である獅子だった。

名勝

  • ウルベ(URBE) 古代から既にUrbsはローマの「町」を意味する代称だった。
  • カプト・ムンディ(CAPUT MUNDI)  世界の首都(Capitale del mondo)
  • ウルベ・アエテルナ(URBE
  • AETERNA) 永遠の都(Città Eterna)

7つの丘

伝説によればローマは7つの丘の上に作られた。しかし、町の起源については歴史家の間でも議論が続けられている。旧市街および町の中心はパラティーノ(Palatino)、アヴェンティーノ(Aventino)、カンピドーリオ(Campidoglio)、クイリナーレ(Quirinale)、ヴィミナーレ(Viminale)、エスクイリーノ(Esquilino)、チェリオ(Celio)の7つの丘を基に発展している。

ブロンド・テヴェレ』

川の神は古代ローマの哀歌でこう呼ばれている。この神への親愛から名が取られた。ローマ人の空想の賜物と言える。

しかしながら、川は左岸部の旧市街と、かつては郊外とみなされていた右岸部を隔てる境界線となり、ローマ人は時とともにその直接の接触を失うことになる。

ことわざ

数多くのローマにまつわることわざや言い回しがある。

・ローマに必要な3つのものは、パンと衣類、そして辛抱(A Roma ci vogliono tre cose: pane, panni e pazienza)

・ローマ見ぬ者、何事も信じず(Chi Roma non vede, nulla crede)

・ローマへ行く時、見たままに行え(Quando a Roma vai, fai come vedrai)

・ローマはある者に100年間で無を、またある者には3日間で多をもたらす(Roma, a chi nulla in cent’anni, a chi molto in tre dì)

・ローマは一日にして成らず(Roma non è stata costruita in un giorno)

・全ての道はローマに通じる(Tutte le strade portano a Roma)

・ローマを知るには一生も足りず(Per conoscere Roma non basta una vita)

スポーツ

1960年のローマオリンピック開催、2020年開催地の立候補。そして、1934年と1990年にはサッカーイタリアW杯の決勝戦の舞台となる。

NBAヨーロッパ・ライブツアーの試合が(2006年と2007年)行われたほか、2009年の718日から82まで13回世界水泳選手権を開催した。

毎年春にローママラソンを開催。数誌のランニングマガジンから世界で最高の都市マラソン大会と称される。

記念日

421 ローマの創立記念日(Natale di Roma)

伝説によれば、ロムルスがローマを建国(紀元前753年) 4月21日は伝統的な衣装に身をまとい、数々のイベントで町の創建を祝う。

51日 メーデー(労働者の祝日)

各労働組合がサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ門(Porta San Giovanni in Laterano)の広場で無料のコンサートを開催し、大観衆を集める(2008年はおよそ100万人)

62日 共和国記念日(Festa della Repubblica)

フォーリ・インペリアーリ通り(Fori Imperiali)をヴェネツィア広場(Piazza Venezia)、国父の祭壇(Altare della Patria)まで、軍隊による盛大なパレードが行われる。
・ノアントリ祭(Festa de Noantri)

トラステヴェレ地区で716日の次の土曜日に開かれる。カルメーロのマドンナ(Madonna del Carmelo)を祝福するお祭り。

大使館・領事館

ローマにある各国大使館(138カ国)は共和国広場とサンタ・セーデ(教皇領)に集まる。在バチカンイタリア大使館もこれに含まれる。自国の領内に大使館を持つという珍しいケース。

ローマには国際連合食糧農業機関(FAO)の本部があり、国連常任理事国アメリカの使節団が駐在している。